●映画「あずみ」の魅力●
それでもやっぱり。
何度観ても飽きないし、この映画ほんとに大好きなんですけど。それでもやっぱりつっこみどころはたくさんあるのですよ。原作派の人からの批判とかも、まあわからないではないのです。ここではあえて、原作との比較をしてみようと思います。
| 原作 | ポイント | 映画 |
| 親のどちらかが異人では?という設定。周りに何度となく言われて、あずみ本人もそれを知っている。親は知らない。 | あずみの出生の秘密 | 言及なし(母親と死に別れるシーンがあるので、少なくとも母親は日本人) |
| 少なくとも幼い頃は男・女の違い自体を知らなかった。徐々に体の違いだけでなく、社会的な意味での性差も理解していく。 | あずみは自分が女だということを? | 知っていたのでは?母親と死に別れた時、女の子の着物を着ていたし、小さな頃からすでに自分がなち達とは違うということには気付いているのでは。 |
| 茶髪・青い目(異人の血が入った子、ということで周囲は納得している) | あずみの容姿 | 茶髪・黒い目(周りのキャストと比較して明らかに茶色いが、異人云々については言及なし) |
| 爺が買ってくれる | マント | やえからもらう(大道芸の衣装) |
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他にもいろいろありますけど、ヒロインあずみにしぼってみました。批判の中に「江戸時代なのになんで茶髪なんだ」っていうのが多いんですが、あれはちゃんと理由があるんですよね。普通なら黒く染めさせると思うし。でも、それについて映画の中で一言も触れてないのが致命的。せっかくやえのマントを「きれいだな」とほめて、「異国のものらしいの」と答えられるシーンがあるというのに。あそこで、「あずみの髪はちょっと茶色いのね。異人さんみたい」とか何とか一言しゃべらせておけば納得いく展開になるのに。あの後マントを受け取るのも必然性のあるシーンになるのに。(異人の作ったものなら俺にぴったりだな…とかいうシーンが原作にあるのです)
あのマントも、原作だと爺が買ってくれるんですけど(飛び跳ねて喜ぶすごいかわいい場面です)映画ではやえからもらいますね。私はあれはあれでOKだと思うのです。爺に買ってもらう展開にするには、もっと話を先まで進めないとならないでしょうから。それに最後に爺を救うために乗り込むところでマントを着ていますが、多分映画のテーマとして「仲間と一緒に生き抜く」っていうのがあると思うんですよ。原作のあずみだと、「爺が買ってくれた」マントだから、こだわりがあるように思うのですが、映画ではきっと仲間との絆の象徴ということだと思うんですよね。やえの思いも一緒に背負っていく、という。
すごく好きな映画だからこそ、ここをもっとこうしたらよかったのになあ、っていうのを書いてみました。私はマンガを読む前に一応「あずみは異人の血が入ってると言われてる子」っていう設定だけは知ってたので、鑑賞中は気になりませんでしたが、この部分はけっこう大きなミスだと思うなあ。まあ上原さくらも茶髪で時代劇出てるしね…(030608)
うきは、いいと思う
最初に言っておくと…成宮寛貴は好きじゃありませんでした。ファンの人すみません。でもうきは役は、すごくよかったと思います。あずみボーイズの中でも、出色だったと思う。もちろん他の役者さん、小橋さんとか安心して見てられるし、金子くんも違った魅力をアピールできててよかったと思うし、石垣くん(すいません、「あずみ」見るまで知らなかった)も蒲生でのあずみとのアイコンタクトのシーンとかよかったと思うし、要するにみんなよかったんですけど、中でも印象に残ったのは成宮@うきは。
なんで成宮くんが好きじゃなかったか、というと、それまで「高校教師」でのホスト役しか知らなかったからなんですが。あれがすごく気持ち悪くって。でも今にして思えば、彼が役になりきって同一化してたからこその気持ち悪さだったんですね。で、うきはですが、もちろん原作を読む前に観にいったのでどんな子なのかは知らずに観ました。今、原作(とりあえずうきはの出てるところは全部)読んで、昨日3回目観てきたけど、やっぱりいいと思います。(原作と全然キャラ違うからって怒る人の気持ちもわかるけど、映画は映画。その中のキャラとして完成度高ければよいのでは?ちなみに私は原作でも映画でもうきはは好きなキャラです)
映画評とか本人のコメントでも「クールな男」とか書かれてるけど、違うと思います。むしろすごい「熱い男」ですよ。だってさー爺の期待に答えよう、爺の命令は絶対…ってどんな場面でも徹底してるもの。それが非情で、冷たいように見えるのかもしれないけど、でも爺への忠義心というか、信頼度はすごい大きいものがあると思う。それを他の仲間に比べて「表に出している」という点でもね。その代わり自分の感情はしまいこんでるからクールに見えるのかもしれませんが。
でも、だからこそ、あの最期のシーンがすごく生きてくるんですよね。爺に「逃げろ」って言われて、でも逃げない。初めて爺の命令に背くんですよ。血まみれの唇をに、っと吊り上げて、誇らし気に微笑むと、咆哮をあげて敵を斬りながら美女丸に向かっていくうきは。今まで自分の感情をあまり出さなかった彼が大爆発します。ここでは、もう自分が爺を助けられるとか考えてないですよね。最後に自分自身の意地のために突っ込んでいく…指一本触れないのに、美女丸に「目で殺される」わけですが。ここ、ベタにスローモーションになったりするんだけど大好きなシーンです。私でこうなんだから、成宮くんのファンなんかたまらないんじゃないだろうか。
ところで余談ですけど、原作読んで思ったけど、少年達はけっこうみんな適役なんじゃないでしょうか。うきはなんてぴったりだし(見た目もイメージ出てるよね)、ひゅうがもいいと思う。イケメン揃いなのが気にくわない人もいるのかなあ…(笑)言葉遣いが現代っぽいのがいや、という人も多いようですが、私はそんなに気にならないなあ。原作のセリフもそんなに時代がかった感じしないし。それも含めていやっていうなら別だけど。そんなこと言ったら佐敷三兄弟どうなっちゃうのさ(笑)。(030518)
なんというか。
今日、3度目を見てきました。公開1週間にして3度。自分が怖いです。ホントに映画ファンの人なら、そこまで珍しいことでもないのかもしれないですが、何せ私はこんなのははじめてです。「映画」というもの自体がそこまで大好きってわけでもないけど、もうこの映画にはとりつかれてしまいました。
断言するけど、美女丸見るためだけでも1800円でおつりが来ます。でも、私は美女丸以外もすごくいいと思うからこんなにはまってしまっているのだけど。
いいと思うところを書きなぐってみます。
・美女丸最高すぎ。
・上戸彩ちゃんいい!凛々しいし、アクションもなかなかのもの。かわいくてかっこいいですよ。「あずみ2」も、ぜひ彼女にやってもらいたいと思います。
・個人的に、成宮@うきはが非常によかった。特に好きなのは加藤清正の護衛との戦闘シーンの登場して刀をスラっと抜くところと、最期のシーン。「映画版のうきは」というキャラを見事に演じきってましたね。
・原田芳雄の重厚な殺陣。もっと出番があってもよかったなあ。
・佐敷三兄弟!もうもう大好きだ!彼等のシーンで使われてる音楽もいいですよ、メタルで…。名台詞連発!傾き者だしね、いいと思います。なかなか半端な気持ちじゃ頭に卒塔婆挿せないよ(笑)。
・りょう。すごく短い出番なんだけど、存在感あったなー。はかない感じでよかった。死に顔もすごく綺麗。
・全体的には、やはりアクションがいいと思う。本格的な殺陣を期待する人には不満かもしれないし、マトリックス並の映像じゃないと嫌って人は見ない方がいいと思うけど、でも動きとかツボを押さえてると思うなあ。マンガチックで。「少林サッカー」とか好きならはまると思うけどなあ。ダメかしら?
・飛猿VS長戸の忍者対決。ありえないだろ、あの動きは(笑)でも好き。
ま…まだまだ他にも盛り沢山ですが。いずれまた詳しく書きますよ、ええ。(030517)
なちという男
最初にこの映画を観た時、なちというキャラに何とも違和感を覚えました。物足りなさと言ってもいいです。他の男の子たちと違ってあんまりはしゃがないから浮いている、とかいうレベルではなく(そんなのうきはだってそうだし)、なんとも納得のいかない思い。これ、ヒロインの初恋の人なわけでしょ?すぐに死んじゃうのは、お話上しかたないけど…だからこそ見せ場があるのになあ…と。小栗旬くんは演技が下手なのか?とすら思った。(ファンの人ごめんなさい。でもホントにそう思った)しかし、ネット上ではかなり酷評されている様子のこの映画ですが、小栗くんの演技には定評があるようで、んん??これは単に私の目がおかしいのか?好みの問題か?と考えました。2回観たけど、やっぱりなんか変…と思ったのです。
結論から言って私の好みの問題なのですが、なぜ違和感を感じたのか。原作を読み始めた私は「そういうことだったのか」と腑に落ちる感じがしました。つまり、
・映画のなちは爺に「斬り合え」と言われても割と悟った表情で「これが宿命だ」とあずみに語りかけていた。
・原作のなちは同じセリフを言っていても、もっと自分自身に言い聞かせるように語っていた(ように思える)。
・しかし、映画を観た時はまだ原作を読んでいなかったので、「原作と違うから納得いかない」ということではない。
・なちというキャラの立場だったら、こうするだろうという私自身の予想と、小栗旬の演技があまりにも懸け離れていたため、違和感を覚えた。
ということだったのです。小栗君ごめんな。彼の解釈の方がいいと言う人も当然いると思います。
思うに、映画のなちはちょっと老成しすぎでは。なんかこう…もうちょっと若々しさ(笑)があってもよいのでは、と思いました。(030516)
はじめに
2003年5月10日から全国東宝邦画系にて上映中。監督は北村龍平氏…とかそういう情報は公式サイトにもいっぱい書いてあるので、ここでは私の全く個人的な感想を書こうと思います。
最初は他の映画を観てて、予告編で見たんですよ。そしたらなんかオダギリが出てるし、上戸彩ちゃんもばっちり似合ってるし、いいなーと思ったんです。聞けばオダギリのやる役は人を斬ることに快感を覚えるド変態っていうじゃないですか。ワーオ楽しみ!とか思って、まあ不純な動機で観に行ったわけです。原作本はおろか、映画の公式サイトとか下馬評とかもろくに見ずに、他にどんな役者さんがでるのかもろくに知らないで観に行きました。
そしたらあずみを囲む少年剣士たちは今をときめく成宮寛貴や「おかまちゃん」金子貴俊、爺には原田芳雄、伊武雅刀に竹中直人に…っておいおい豪華だよ!りょうはチョイ役だし!(でも、それがいいんですよ)しかも、しょっぱなからアクションの連続で息をもつかせません。
いい意味で「マンガ的」な映画だと思います。本格的アクションだと思うと確かにがっかりしちゃったり、安っぽかったりするかもしれませんが、でも私はすごーく気に入りました。何せ生まれて初めてですよ、同じ映画を2度劇場で観たのなんて。しかも2日連続。まだ観たいし。もちろんDVDは買う予定。
なんつーか「アイドル映画」として観たら、これはめちゃくちゃいい出来だと思います。(決して馬鹿にしているのではなく。アイドルをかわいく、かっこよく、魅力的に見せる映画という意味ね)彩ちゃんだけでなく、見せたい画をばっちり撮っていると思うし。(030511)
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